【サーバ】バリュードメインから Cloudflare Registrarへ移管する流れ&よくある勘違い2024年版

20年以上お世話になってたバリュードメインですが値上げが厳しくなってきました。最近CDNでお世話になってる「Cloudflare Registrar」が安くて評判良いので移管しました。

前提:DNSをいじれる環境なら即日対応できます

移管するとき「Whois情報公開代行をオフ」にしておく必要があるのですが、その上で「WHOISの情報が過去60日以内に変更した場合は移管できない」という話があります。

つまり、移管するタイミングでWhois代理公開をオフにしたとしても、その直後にすぐに移管することはできず、60日以上経過してからじゃないと移管できないよという話です。

ただ、(CloudflareのCDN等としての利用として)Cloudflareにドメインを追加した場合は60日以上ルールは適用されない、といった旨の内容が管理画面で表示されていました。

実際、自分はドメインを移管するために Cloudflare にドメインを登録しダッシュボードで表示された直後、Whois情報公開代行をオフにして手続きしたら即日移管できました。

VALUE DOMAIN 側作業

バリュードメインの設定操作画面から「ドメインロック」を開き解除しておいて下さい。次にWhois設定画面から「Whois情報公開代行をオフ」にして下さい。やっておかないと

■重要■トランスファー申請に関する確認のご連絡
(中略)
上記ドメインのトランスファー申請につきまして、
下記いずれかに該当するため申請を不承認といたしました。

1.該当URLより不承認処理が行われた
2.Whois情報公開代行サービスの設定が行われている
3.ドメインの契約終了日まで7日以内(JPドメインのみ)
4.期限内に承認処理が行われなかった

といったメールが届き失敗します。Whois情報公開代行をオフしたあとの連絡先メールアドレスも正しいものにして下さい。移管時に必要な情報がこのメールに送られてきます。

間違ったメールアドレスを設定していたせいで頓挫している人が多いです。冒頭伝えた通りDNSをいじれる環境ならWhoisの情報をいじっても即日移管できるので必ずチェック!

最後にWhois設定画面下部にある「認証鍵」をコピーします。GMO管理ならそのままコピーできますが、 enom 等レジストラによってはメールで届く場合もあるので要確認です。

Cloudflare側作業

メニューの「アカウント設定」の「請求>お支払い情報」にある決済方法を登録します。なお2024年3月25日時点では障害が発生しており、PayPal決済だと移管に失敗しました。

具体的には、PayPalに登録したあと移管手続きを行うと「default payment method not on account.」と表示されて、先に進めません。クレカを登録したら問題なかったです。

最後にメニューにある「ドメイン」→「ドメインの移管(Transfer Domains)から手続きを行い、30分ぐらいしたらWhoisのメールアドレスに承認するかのメールが届きます。

承認後1時間ぐらい経過したら移管できたようです。即日対応できたので良かったです。

補足1:移管したドメインは1年分延長される

移管するときにドメイン代1年分と手数料が取られますが、移管した直後に自動的に1年延長されるので、有効期限が切れるギリギリで移管するのがタイミング的にベストですね。

ただ、ドメインの有効期限が15日以内だと移管できないらしいので、有効期限が切れる一ヶ月ぐらい前に移管手続きを行っておくと無駄が発生しないので良いのかなと思います。

どこかの記事に書いてあった内容を、私が勘違いしただけかもしれませんが、手数料としてドメイン代が+1年分(延長なし)だと思ってたのですが、違ったので安心しました。

補足2:移管後の有効期限の月日は変わらない

要するに、移管前のドメインの有効期限が「2024年7月1日」で、Cloudflareへ移管した日が「2024年3月1日」だったとすると、移管後の有効期限は「2025年7月1日」です。

ドメインの更新月が違うのが気持ち悪くて、ここの月日を変更したいなと思うことがあるのですが、移管したからといって月日を変更することができなかったのは残念でしたね。