【判例あり】アフィリエイトサイトで他社の批判や比較(ランキング)をするのは危険かも

アフィリエイトサイトでは、競合他社を批判して別の商品に誘導するなどのサイト構成とすることも多いです。これは口コミの評価などと同じで、消費者としては便利な情報でもありますが、アフィリエイトサイトでこれをやるとダメだという判例があるようです。

この点,東京地裁平成27年7月13日判決は,「本件サイトがおすすめの(商品)ランキング第1位ないし第3位とする(商品)についてのアフィリエイトサイトであることが認められ,かかる事実によれば,本件サイトは,原告教材の内容はもとよりその宣伝手法にも言及して悪印象を与え,その評価を下げることにより特定の(商品)の購入に誘導し,アフィリエイト報酬を得ることを主たる目的とするものというべきであるから,本件投稿が専ら公益を図る目的によるものとは認められない」「よって,本件投稿に違法性阻却事由の存在は窺われないものと認められる」として,アフィリエイトサイトの公益目的を否定しました。
https://kandato.jp/case/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AE%E5%89%8A%E9%99%A4%E3%83%BB%E9%96%8B%E7%A4%BA%E8%AB%8B%E6%B1%82/

要するに、「公益目的じゃないからアウト」ってことですね。

知名度のあるサービスの固有名詞を出して比較サイトを作成することにより、ユーザーがそのサービス名で検索をした際に自身のサイトが検索結果の上位に表示される効果があります。(略)勝手に名称を使用された企業側がサイトの削除等を求めた裁判において、アフィリエイト目的のサイトは公益を図る目的ではなく営利目的で公開されたものであることを指摘し、サイトの記載内容が社会的評価を低下させるならば、サイトの削除を認めるとの判断がなされています。
http://sakujo.jp/?p=1330

余談ですが、ステマは違反にならないケースが多いようです。

Q. ステマをしたら必ず景表法違反になりますか?
A. 事案によりますが,ならない可能性が高く,違反を問われる可能性も低いと思われます。(略)ステマだから違法になるのではなく,単に発言内容が優良であると誤認させる内容であるからに過ぎません。
http://xn--it-9v5cm99g.jp/%EF%BD%89%EF%BD%94%E6%B3%95%E5%8B%99%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/it%E6%B3%95%E5%8B%99%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%9E%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%BE%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C/